瑞宝章の等級と見分け方

こんにちは!
Hiroです!

今回は、日本の勲章のひとつである瑞宝章(ずいほうしょう)についてご紹介します。

瑞宝章について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

そもそも瑞宝章って?

そもそも勲章とは、誰かの行為を讃えるときに渡すものです。

では、一体誰を讃えるためにできたのでしょうか。

瑞宝章は、「国家又ハ公共ニ対シ積年ノ功労アル者」に授与すると定められています。

つまり、国のために長年頑張り、貢献した人にこれらの勲章が授与されます

ということはもともと、公的な人が対象だったんですね。

つまり、瑞宝章 は「長年頑張った人への勲章」と言えます。

その後、明治25年(1892年)に条例が制定され、民間人も受賞対象に含まれるようになりました。

瑞宝章は、明治21年1月4日の「勲章増設の詔」によって増設された勲章です。

詔は「みことのり」と呼んで、簡単に言うと天皇の命令ですね。

当時は、瑞宝章は勲一等から勲八等までの8等級までありました(現在は6等級)。

勲一等 が 最高位となっています。

もう一度言うと、瑞宝章 は 国家のために長年頑張った人への勲章です。

瑞宝章のデザインってなに?

瑞宝章のデザインの由来は何だったのでしょうか。

説は様々ですが、最も有力な説を紹介します。

伊勢神宮のご神体である「八咫鏡」(ヤタノカガミ)をもとにデザインしたという説です。

下の写真は「八咫鏡」のイメージ写真です。

伊勢神宮の奥深くに奉納されているので、現物は確認できませんのでイメージです。

「八咫鏡」のイメージ写真

「瑞宝章」の写真

瑞宝章の金の輪で囲まれた中心部分(銀色の八角形)「八咫鏡」らしいです。

(言われないと気づきませんね)

瑞宝章の基本的なデザインは、真ん中に、青色の七宝で浮くように、八咫鏡が取り付けられています

中央の八咫鏡の周りには、赤の連珠が丸く配置されています。

外側には、白い光線がのびています。

勲一等から勲六等まで、基本的にデザインは同じですが、等級によって、金鍍金の範囲や勲章自体の大きさも変わってきます。

そして後ろには、必ず「勲功旌章」が施されています。

勲功とは 国に対する功績、 旌(=旗) は表彰するという意味があります。

つまり「勲功旌章」とは 国に対して貢献した人 を 表彰する という意味です。

それでは、次に瑞宝章を勲一等から勲八等まで個別にみていきましょう。

瑞宝章の 勲一等 から 勲八等の説明と見分け方

瑞宝大綬章(旧:勲一等瑞宝章)

出典:(http://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho/zuihosho.html

この写真は勲一等瑞宝章(写真上側の勲章)と略章(下側の勲章)です。

勲一等瑞宝章は、瑞宝章の最高位の勲章であり、2003年の栄典改革以降「瑞宝大綬章」と呼ばれています。

勲章のデザインは、古代の宝であった八咫鏡を中心に大小16個の連珠を配して、4本の光線がのびています。

紐(ちゅう、正章と綬をつなぐ部分)には桐の花葉を用いており、綬(リボン)は藍色、橙黄色となっています。

勲一等瑞宝章の金属部分は金色で、裏には手彫りで文字が入れられています。

勲一等瑞宝章の受章者には、中央省庁の事務次官、検事総長、主要大学の学長などを経験した方が多くいます。

栄典改革前の勲一等瑞宝章では、大企業の経営者に授与されることも多くあり、

勲一等瑞宝章が授与される企業は俗に「瑞一企業」とも呼ばれていました。

栄典改革後には、瑞宝大綬章は公務員であった方に授与されることが多く、

大企業の経営者には旭日大綬章など旭日章が授与されることが多くなりました。

これは、栄典改革の際に「勲章の授与基準」(2003年5月20日閣議決定)を改正したことによるものと考えられます。

瑞宝重光章(旧:勲二等瑞宝章)

出典:(http://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho/zuihosho.html

勲二等瑞宝章の章身は、一等の副賞です。

また勲二等瑞宝章は、この章身のみで、明治21年以降の旭日章のような副章がなく、単品です。

古いものですと勲章の反りがあまり大きくなく、普通に見られるものより平たい感じがします。

箱は、正八角形の形で、大正時代まで引き継がれます。

途中で変更になったためか、蓋の留め金が2種類見られます。

一つは、本体側の部分が蓋側へ差し込まれて止める形となっており、板バネの作用をしています。

もう一方は、通常の蝶番形式のものでした。

どちらが古いのかはまだ判明していません。

瑞宝中綬章(旧:勲三等瑞宝章)

出典:(http://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho/zuihosho.html

勲三等瑞宝章の本体は、初期の品はどれもこれも製作者が注意して作っているためか、出来が良いものが多くあります。

地金の角が鋭く、白七宝の入る部分の剣先も鋭角が決まっています。綬は淡藍双線橙黄色の織地で、蒲鉾型の留め具が付随しています。

連珠の部分の赤七宝は、時代の違いかまたは製造者の違いかわかりませんが、やや盛り上がりがあり、連珠の連結部の中央にかなり細い掘りで七宝がきちんと入っています。

勲三等の箱の中には金鵄勲章などと同じ勲章台座が前方支点で持ち上がり展示できるようになっております。

これも勲四等以下ではなくなります。

瑞宝小綬章(旧:勲四等瑞宝章)

出典:(http://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho/zuihosho.html

瑞宝章は勲四等・勲五等が同じ金型で、勲六等はやや小さくできています。

勲四等の略章は勲三等の略章と同じです。

勲四等瑞宝章は金の光線であり、勲三等と同じく金属部は中心の鏡部分の他が全て金色です。もちろん連珠の部分の金属も金色です。

また、遠くから見た際に勲四等なのか勲五等なのか判断するために、勲四等の綬には最初から綵花がつけられています。

箱については勲四等と勲五等は箱の表明の文字が違うだけで、大きさ・形が同じです。

瑞宝双光章(旧:勲五等瑞宝章)

出典:(http://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho/zuihosho.html

勲五等瑞宝章では金銀光線となっています。

連珠部分は銀色、また縦横の光線部分の両端部の8本が銀色です。

光線部の中に各3本、全部で12本と鏡の周囲の丸い円輪は金色です。

勲五等の略章は勲六等と同じで綵花のような周囲の緑はなくなります。

先ほど述べたように、遠くから見た際に勲四等なのか勲五等なのか判断するために、勲五等には綵花がつけられていません。

瑞宝単光章(旧:勲六等瑞宝章)

出典:(http://www8.cao.go.jp/shokun/shurui-juyotaisho-kunsho/zuihosho.html

勲六等瑞宝章の金属部分は全て銀色です。

四等・五等と比較するとやや小さくできていますが、

他の部分の作りは同じようにできています。

勲六等の略章は勲四等・勲五等に比べ形は同じですが、やや小さくなります。

勲六等だけが互換性がありません。

勲七等瑞宝章(現行では廃止)

写真

勲七等・勲八等は金型は同じで、金鍍金がしてあるかないかの違いです。

勲七等は中央の鏡部分が銀色で他は金鍍金です。

また勲七等・勲八等には旭日章七等・八等の略称と同じような蝶々綬が付随しています。

勲七等・勲八等の箱も文字が違うだけで、大きさは同じです。

勲四等よりは小さいですが、それに負けないくらい良い作りをしています。

昔の人は、このような下級の瑞宝章を「金平糖」と呼んでいたそうです。

これは勲七等・勲八等しか見たことのない人がその形を見て、言い始めたらしいです。

勲八等瑞宝章(現行では廃止)

写真

先ほど述べたように、勲七等・勲八等はやはり金型は同じで、金鍍金がしてあるかないかの違いです。

勲八等は中央の鏡部分が銀色で他も銀鍍金です。

また勲七等・勲八等には蝶々綬が付随しています。

箱ですが、勲八等と勲七等の大きさは同じですが文字が違います。

こちらの箱も良い作りをしています。

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